特発性過眠症と共に。

特発性過眠症と共に生きる。🚢☁☁

理解するということ

こんばんは。

理解する、ということはどういうことでしょうか。自分以外の他人のことを理解するってどういうことだろう。今回は理解するということについて書いてみようと思います。

特発性過眠症の症状は、誰しもが毎日行っている”眠る”ことです。目に見えて認識できる症状ではないことから、周囲の人々に症状や病気の特性を理解してもらうことがとても困難です。

主な症状としては、異常な眠気が常にあること、場所・状況問わず睡眠発作によって眠ってしまうこと、仮に夜間睡眠を毎日10時間確保していたとしても発作は起こります。この病気の難しいところは、症状そのものに加えて、周りから理解されないことによる苦しみや葛藤、自己叱責にあると思います。理解されないというよりも、誤解されてしまう、というほうが近いかもしれません。眠いのは怠けているから、さぼっているんだ、気合を入れれば大丈夫、頑張りが足りない・・・など本人の意識の問題として捉えられてしまうことが非常に多いです。症状に対する対処療法(例えば服薬)とは別に、周りからの理解を得ることができるかどうかがこの病気にはとても重要で、生活していく上での苦しさが随分変わってきます。何かしてあげたい、力になりたい、そう思っている人にまず自分ができることは、”理解する”ということなんじゃないかと思うのです。

 

続く。