特発性過眠症と共に。

特発性過眠症と共に生きる。🚢☁☁

私が考える療法のイメージ~薬編~

特発性過眠症は「この薬を飲めば治る」「○○をすれば治る」といった明確な治療方法がありません。これはこの病気の大きな特徴のひとつだと思います。様々な検査を経て病気と判明した、これは大きな大きな物凄い一歩。さあ、そこから治療へと向かうのですが、"これをしたら絶対治る"というものがないなんて…ぼんやりとした頭で私は途方に暮れました。今回は本当に個人的に療養を通じて私が抱いた特発性過眠症の療法について思うこと感じることを書こうと思います。まずは薬に対して。

薬にもそれぞれ役割があり、いくつかの効果を求める場合は複数の種類の薬を服用することになります。症状が複雑であったり、治療箇所が多かったり、重度であればそれに伴った服用量や種類を先生から処方してもらうことになるでしょう。特発性過眠症の場合は、私が知る限りですが中枢神経刺激薬や睡眠薬が主になるのではないかと思います。(知識不足な部分がありますので、間違っていたらぜひ教えてください)

薬ってその人に合う合わないがあって、それは本当に人それぞれなので試してみないとわからない部分が大きいです。薬だから、もちろん大なり小なり副作用もあって、試していくのって効果が出ればがんばって飲み続けられるけど、そうじゃないとつらい部分もあったりして。

何が言いたいかというと、薬ってすごくて私たちをとても助けてくれるときがやっぱりあります。症状が緩和されるなら薬に頼るタイミングがあっていいと思います。だけどもし副作用がすごくつらいとか、今自分が服用している薬、もしくは処方された薬に対してなにか少しでも引っかかりがあるとしたら、率直に病院の先生や薬剤師さんに相談してほしいのです。わからないことや、こんなこと聞いても良いのか?っていう素朴な疑問も聞いてほしいです。これも人によることもありますが、薬剤師さんは薬について親身に答えてくれる方が多いように感じます。私は小さい頃から薬が嫌いで、病院も苦手だったので都度都度質問をしてきました。質問したから知ったことがたくさんあって、以前よりも薬の知識が増えました。


薬に限らずなんでもそうだと思うのですが、自分で納得して行うのと、ちょっと腑に落ちない部分があったり、もやもやを抱えたままいるのでは、仮に飲んでる薬は同じでも変わってくるところがあると思うんです。なにより病気に向かう心持ちが変わってくる気がします。三日で治る風邪ではないし、特発性過眠症とのお付き合いって個人差あれど長いです。只でさえ謎の病気に困ってる私たちなので、薬についての疑問やもやもや不安は聞いて解消していってほしいです。病気については不明でも、薬については聞けば教えてもらえます。調べてわかることもありますが、調べる余力がないときは聞いてしまうのが良いかと思います。わからない部分がたくさんあるこの病気だからこそ、疑問や不安やもやもやそういったものを減らしていくことは、自分が自分にしてあげられる立派な療法の一つになるのではないかと感じています。