特発性過眠症と共に。

特発性過眠症と共に生きる。🚢☁☁

病院に行くのが外へ出るリハビリだった

先日、歯医者に行ってきました。定期検診でした。名前が呼ばれ診察室に入り、並んでいる歯医者の倒れる椅子のひとつに「こちらです」と案内され私は座って先生が来るのを待っていた。なんとなくぼーっと座って待っているそのほんの少しの時間に、そういえば療養中はこうやって歯医者に行ったり、耳鼻科に行ったり皮膚科に行ったり病院に行くのが外へ出るリハビリだったなあとぼんやり思い出したのでした。

体が起きなくなり倒れるように何日も寝込み、そこから自分の意志に反し強制的に療養生活に突入した私は、倒れる前からもうずいぶんと長い期間毎日歯を磨くということが出来ていなくて虫歯が3つくらいありました。当然、療養してすぐは外へも出られず泣きながら眠るという日々だったのを覚えています。ぼんやりとした意識の中で、寝る自分をふがいないと思い悔しさと責める気持ちと悲しさと寂しさとそういう感情で溢れかえっていました。

どのくらいで病院へ行けるようになったのか、正確には今ちょっとわからないのですがたぶん3~4ヶ月でしょうか。私の家から睡眠専門の病院(検査を受けた病院)は電車で40分程で徒歩など含めると1時間20分くらいかかるのでとてもじゃないですが通えず。まずはバスで行ける家のわりかし近くにある心療内科に通うことにしました。と言ってもバスに乗って行くのも大変なので、まずは歯が痛いから徒歩で行ける歯医者に行こうと思い何年かぶりに歯医者に行ったのでした。案の定、虫歯があり一ヶ所ずつ治療していきますね。ということで2~3週間おきに歯医者に通うことになりました。

ここまでで、予約の日に行けず何度もキャンセルしたり(連絡が出来ないときも多かったと思います)歯医者さんにしてみればひどい患者ですが…ごめんね。ありがとう。とにかく行けなかったら連絡することと、予約した日時に少し遅れても良いから歯医者に行くこと。この二つが私には大変に大仕事でした。

外に出るのに、そもそも起きるのに、着替えるのには病院に行くという用事がなければ寝ている私なのでこれをリハビリにしようと思ってがんばりました。用事は病院。自分に対してあまりにもケアをしてこなかった事実も省みて、耳鼻科と皮膚科(アレルギー性鼻炎アトピー性皮膚炎を持っている為)にも行こうと思いそちらもがんばって行きました。

友人と待ち合わせとかになると行けなかったときに友人へかけてしまう負担が大きすぎて(だからそれは今も変わりませんが)だから病院は私にとって行ったら自分の治療も出来て、外へ出る動機になってリハビリにもなる、かつ行けなかったときの心理的負担が少ない(予約した日に来ないのはまあ良いことではありませんが)という一石二鳥ならず一石三鳥なのでした。

あー、なんて前向きなの私よ。えらい!!!
花丸🙆🙆🙆🙆💮💮💮✨✨✨✨