特発性過眠症と共に。

特発性過眠症と共に生きる。🚢☁☁

言葉

現在、私は療養2年目になります。療養、と言っても自分で「よし休もう」と準備をしていたわけではなくて。ある日、寝続けたところから起きることができなくなり自然に(?)療養生活に突入することになりました。かろうじてトイレには行くものの、意識は朦朧としていて、半年くらいは寝床で天井を見つめるだけの日々でした。

本来いるべき場所に私は行くことができず、周りにたくさんの迷惑をかけました。でも、私にできることは謝ることと、寝ることだけでした。毎日毎日涙が止まらず、気がついたら寝ていて、うっすらと何か飲み何か食べまた布団に横になるのを繰り返していました。何も出来ない自分が不甲斐なかったです。思えば思う程、涙は止まりませんでした。


ようやく病院に行けるようなって(検査等を行った睡眠クリニックは自宅から遠く予約もなかなか取れず。取れても予約の日に行くことができずで結局通えなくなりフェードアウトしました。ここから家から近い心療内科にかかります。たまたま相性の合う、女性の先生でした)べそべそ、どうしたらいいのか、どうやっていったらいいのか、ひたすらべそべそしている私に先生は言いました。

"絶対、良くなるから"

それを聞いて私はまた涙がどわどわと溢れました。「本当に良くなるの~…涙」心の中で、いや、声に出ていたと思います。「本当に良くなるんですか~!??!?」もう顔ぐしゃぐしゃになってて、聞いたら、また先生が"良くなるから"って言うんです。それが、嘘とかなぐさめとかその場しのぎとか、困ってとかじゃなくて、本当に、絶対、良くなるからって本気で思ってる感じで言うんです。私は半信半疑で、でも家に帰ってからもずっと先生から言われたその言葉が残っていました。

それでもうひとつ。今はその方は引退したのですが、私と同職業の大大大先輩と電話で話すことがあって。自分の病気のことと今の状態を簡単に伝えて、謝って、案の定話しながら涙止まらずまた私は泣いてるんですが(😰)そしたら、その先輩が"大丈夫だから。絶対、良くなるから"ってそう言うんです。もうはいって言うしかできなくて「がんばります!!!!」って言って電話を切るのですが。(今思うと、がんばらなくていいんだよっと自分に声をかけたいです)


先生と、大先輩と二人に"絶対、良くなるから"って言われて。私にとってその言葉が寝てるだけの毎日の光で、この言葉にしがみついて生きてきました。言葉って、文字にすれば記録して残るけど、実体はなくて。言葉があるから現状が変わるとかってわけでもなくて。何か言葉をかけてもらったからって、それで問題が解決するかっていうとそういうわけじゃなくて。でも、私は本当にぎゅーーーっともらった言葉にしがみついてしがみついて、離さないように必死でそれで生きてきたから。特発性過眠症じゃなくても、今苦しい病気を抱えて生きてたり、家族が病気と闘ってたり、そうじゃなくても、今私のブログを読んでくれているあなたに伝えたいです。
"絶対、良くなるから"
信じられなくてもいいし、信じられないと思うけど、あなたは、絶対、良くなるから。それは小さな光でいいから、忘れないでいてほしいんです。それは、誰もがどんな人も絶対持っている力だと思うんです。その力を、もしかしたら生命力って言うのかもしれません。絶対、私にもあってあなたの中にも絶対ある力です。一緒にしがみついて生きましょう。











…誰がしがみついてもぶらさがっても体重制限なんてなくて安心です。笑 だって言葉だから。紐のように切れることもないです。どんなにぎゅうっと抱き締めても、手でぎゅうっとしてもつぶれることはありません。アイスみたいに溶けてなくなったりもしません。すりきれたりもしないし、汚れたり傷がついたりもしません。この言葉は依存大歓迎です!もし忘れたとしても、また思い出せば大丈夫です。そのときは、どうぞブログを読みに来てください🙉うきっ。